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プロフィール(Japanese / English)
講義・演習/Couses
2014年度
    国際金融論(春) 
基礎演習A(春)
演習1(2年生ゼミ)(秋)NEW !
演習2(3年生ゼミ)
演習3(4年生ゼミ)
Fiscal & Financial System in Japan A / International Finance (英語・秋)
    国際学基礎演習A1(大学院)(春)興味ある学部生の参加歓迎!
     
     
  2013年度 
    国際金融論(春) 
    国際金融論(SFC非常勤)(春)
    基礎演習B(春) 統計学入門
    演習1(2年生ゼミ)(秋)
    演習2(3年生ゼミ)
    演習3(4年生ゼミ)
    基礎演習A(秋)
    Fiscal & Financial System in Japan A / International Finance (英語・秋) 
2011年度以前
文献紹介
国際政治経済学関連文献
    2014年度 演習1(2年生ゼミ)     
ゼミ(演習)についての私の考え
2年生の皆さん.いよいよゼミ選択の季節がやって来ましたね.まずは,私のゼミに興味をもってくださってありがとうございます.ここでは,ゼミに対する私の基本的な考え方,そして本ゼミの特徴を説明したいと思います.ゼミ選択の参考にしていただければ幸いです.
  ゼミの内容や選考方法については,国際学部のページに掲載されている情報をご覧ください.    
       
  まず,ゼミに関する私の考えは以下の2点に集約されます.    
1 ゼミで勉強する内容は(3000番台の)講義よりも専門的(マニアック)であるべき.
2014年度は24ものゼミが開講され,皆さんはその中からただひとつだけ選べばよいことになっています.せっかく選択の余地が大きいのですから,各ゼミがある程度専門的(マニアック)な内容を掲げて差別化し,バラエティを創出しなければ意味がありません.
  2 ゼミでは,講義よりも高いパフォーマンス(積極的な姿勢)が求められる.    
100人前後が履修する「講義」では,内容的にもレベル的にもあまり狭いところをターゲットにすることはできません.いきおい,関心の強い人や成績上位者は普段の講義に物足りなさを感じることもあるでしょう.だからこそ,少人数で行われ,しかも選択肢の多いゼミは,このような人たちの希望をかなえるべきだと私は考えています.したがって,多くの人にとっては,ゼミは普段の講義以上の努力が求められるものになります.
  このような書き方をすると,「成績上位者しか採用しない」と誤解する人もいるかもしれません.しかし,それは違います.試験問題が効率よく解ける(=要領がよい,情報処理速度が高い)ということと,経済学の勉強に積極的に取り組めることの間には,必ずしも強い相関はありません.実際,私の講義で頻繁に質問に来てくれる人でも,試験の点数はそれほどよくないということはよくあります.重要なことは,「経済”学”が面白い・勉強したい」と思えるかどうかです.「経済研究の基礎」の成績がたとえ芳しくなくとも,気にする必要はいっさいありません.    
         
さて,以上の考え方に基づいて,私のゼミの特徴を以下の2点にまとめることができます.
1 経済学の分析方法,あるいは経済学の考え方を修得し,それを経済・政治現象や身の回りの出来事に応用できるようになることを目標とする.
   
  学問には「対象」(何を考察するか)と「方法」(どのようにアプローチするのか)という2つの側面があります.「方法」としての経済学を重視している点は,他のゼミにはない特徴だと私は思っています.
   
   
2 「教えてもらう」ではなく,積極的に対話する姿勢を重視する. 
 
  ゼミは教員と学生とが協働してつくっていくものです.講義のような,「教える教員―教わる学生」という一方的な関係から脱却してください.私やゼミの同級生・先輩と同じ高さで対話してみたいという気持ちを持たなければ,ゼミに所属する意味はないのです.学年によってカラーは異なりますが,11KSのゼミなどはゼミ生どうしのやりとりが活発ですね.
参考までに,以下のうち1つでも当てはまればこのゼミにむいている可能性は高いです.オフィスアワーに来てみましょう! 2つ以上あてはまれば間違いなしですよ!
学問としての経済学を学びたい人.
「経済研究の基礎」が面白いと感じた人.成績は関係ない.
理詰めで考えることが好きな人.理詰めで考えないと納得がいかない人.
経済学を勉強して,経済学を批判したい人.まずは敵を知る,ということで.
理数系学部に入るほどではないが,理数系の発想に興味がある人. 
一部の人が激しく敵視する「市場」について,怖いもの見たさで関心がある人.
  最後に…     
間違いなく,ゼミは大学教育のもっとも「おいしい」ところです.私も,学生時代(経済学部)にゼミを通じて大きく成長することができました.皆さんも,自分が積極的に参加できるゼミを選んで,「ゼミで○○を得ました」と自信をもって言えるようになってください.