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調査までのプロセス


 卒業論文の提出と口頭試問を終え、春休み期間中に長谷川ゼミで行うプロジェクトは何が良いか話し合いを行いました。 そのとき出てきた意見が「駅前にあるオブジェを調査するのはどうか」というものでした。 駅前にはよく銅像やモニュメントなどのオブジェが置いてあります。例えば渋谷駅のハチ公は待ち合わせ場所として有名です。 そのようなオブジェについて、私たちは普段気にもとめていませんが、今回、改めて詳しく調べてみるのはどうか、という話になりました。 どのようなものがあるのか興味深く思い、話し合いではこの案が採用されました。そして、駅といってもたくさんあり、 全て調査することはできないので、山手線に絞ることにしました。

 まず、ゼミ生で手分けをして、山手線のすべての駅を訪れ、駅前にオブジェがある駅とない駅を分けることができました。 そして、駅前のどのような場所に置物があることが多いかも知ることができました。 しかし、想定していたような銅像やモニュメント以外にも、その土地の成り立ちや説明を書いた看板なども置かれていました。 またオブジェがベンチや花壇などに利用されたりしている場合もありました。 そのため、どのようなものを調査の対象とするかに迷いました。話し合いの結果、 看板は含めずオブジェの説明なら写真を撮ってくる、何かに利用されている場合でも調査の対象とする、というように決めました。

 事前調査の結果を元に、本調査のための調査シートを作成しました。 駅前のどこからどこまでの範囲を調査するのか、どのような置物を調査対象とするのか、 置物のどういう所を見るのか、写真の撮り方、配置図の書き方など、細かく設定しました。 その後、実際の調査へ赴きました。


明治学院大学文学部芸術学科 長谷川ゼミ