プロジェクトA「ダメ年表」


 

○概要
  「ダメ年表」とは、春休みの共通課題で行った「なりきり観光」の開始時から「ダメ年表」企画成立までの約6か月間についての、フィールドワーク系のプロジェクトに関するわたしたちの行動と意図、それに対する反省点と改善策を年表形式にまとめたものです。


○目的
  今までのわたしたちの考え方や行動についての問題点を明らかにして、同じような失敗を繰り返さないため。


○経緯
  長谷川ゼミでは毎年、前期にプロジェクト活動を行っていますが、例年はフィールドワークを行っているようです。わたしたち8期生は、「プロジェクトA」の名称のもと、歴代の先輩方と同様にフィールドワーク系の活動を計画しました。しかし、企画を出すもののなかなかうまくゆかず、企画倒れと代案の捻出を繰り返していました。そうこうしているうちに前期終了の日を迎え、わたしたちはプロジェクトAをひとつも実行できないまま終わってしまいました。 前代未聞のプロジェクト失敗という結果に終わったわたしたちは、この事実を受け止めて、そこから自分たちの問題点を抽出する必要がありました。次につながるような「反省」を行うために、この「ダメ年表」を制作することとなりました。


⇒年表はこちら


○プロジェクト一覧
  アイデア止まりのものを含めると、非常に多くのプロジェクト案を出していたことが分かりました。ここには、実際に足を動かしてみたプロジェクトとその概要を記載します。

・「なりきり観光」(⇒実施まで)
外国人観光客の視点に立って東京を観光し、東京の街を捉え直す。

・「痕跡調査」(⇒各々の下見まで)
飲食店などにある「お客様の声」などに、どんなことが書かれているか調べる。

・「渋谷棒調査」(⇒チームごとの下見まで)
渋谷センター街とその周辺の電柱などに貼られているステッカーなどを調べる。

・「七夕短冊調査」(⇒本調査途中まで)
東京メトロが設置している七夕の笹につけられた短冊に書かれて願い事の内容を調べる。

・「料理企画」(⇒各々のプレ料理まで)
「料理」の「献立を決める・材料を用意する」と「調理をする」の2つの工程を実践・記録しながら、「普段あたりまえに行っていることは、実際どれだけの手順で成り立っているのか」を調べる。

・「ダメ年表」(⇒遂行!)
プロジェクトAに関するわたしたちの行動や思考を洗い出し反省することで、わたしたちの問題点を明らかにする。


○まとめ

<わたしたちの問題点>
1.プロジェクトそのものについて
・プロジェクトでやるということの意味を考えていなかった
・プロジェクトとしてやるという意識が足りなかった
・「目的」がなかった
・「問い」がなかった

2.作業や進め方について
・情報共有ができていなかった
→意識の差が生まれた
・スケジュール管理をしていなかった
→締め切りを守れない
→ギリギリに慌てる


<わたしたちの傾向>
・粘れないところがある
・できそうだからと安心してしまうところがある
・やれば見えてくると思っていた
・勢いに任せて、手近なゴールに飛びついてしまいがちなところがある
・ひとつ決まったらそこでやめてしまい、次のことを考えるということを避けがち

<これからどうするか>
・何かに取り組むときは、意図をよく考える
・手探りの状態なりに、考えながら進めていく
・早め早めに行動する
・ひとつひとつ振り返る習慣をつける
・「funny」な面白さに走らず、「interesting」な面白さを追求する



2016.08.12