ゼミ合宿発表の振り返り



テーマ:卒業論文のテーマと方向性について


 「プロジェクション・マッピングと身体が組み合わさる芸術作品」


 6月の発表の際に「本当は何について調べたいのか」という問いを受け、自分が何に興味を持ち、卒業論文のテーマにしたいのか再度振り返りました。
 私が興味を持ち、卒業論文のテーマにしたいと思ったのは「プロジェクション・マッピング」です。講義やテレビ番組などで見かけ、その技術や見た目の華やかさに目を惹かれました。ピロジェ苦ション・マッピングを用いた作品の中でも人体と映像が組み合わさったものに着目し、卒業論文のテーマにできないかと考えました。


発表を振り返って
 プロジェクション・マッピングがどういうものかということと、人体と映像が組み合わさった作品にどのようなものがあるのかということについて述べました。どちらとも調査が足りず、憶測での発言はしませんでしたが「後で調べます」という発言を多くしてしまいました。
 人体と映像が組み合わさった作品については「人間の身体が作品の一部となる」ものと「観客が作品に介入する」ものの2種類を挙げ、人体が映像の一部として組みこまれる作品は映像のみの作品と何が違うのか、人体が入り込むことによる一回性や舞台性は発生するのかという問いを立てました。
 結論から言うと、人間の身体が映像と組み合わさったところで一回性が生まれる訳ではありません。これは私の思い込みであり、同時に調査不足が導き出した甘い問いでした。先生は「電車に乗る」「コンビニに寄る」行為、そして「ディズニーのアトラクション」はいずれも複製的なものであると仰いました。事前に先生の著書を読んでおけば、もっとましな問いが立てられたのではと反省するばかりです。
 結局、今回も「プロジェクション・マッピングについて本当に調べたいと思っているのか」と問われてしまい、卒業論文のテーマをもう一度考え直すことになりました。
 

合宿中の宿題
 私に与えられた課題は「卒業論文で何を明らかにしたいのかよく考え、最終日に言えるところまで言う」ことでした。
 今まで私が発表の題材にしてきたものは、ウェアラブルコンピューターやプロジェクション・マッピングなど機械に関連するものがほとんどでした。これまで機械に拘る理由を深く考えたことはありませんでしたが、これを機に改めて自分の趣味や好きなものを見つめ直しました。
 私は幼い頃からSFもののアニメや映画を好んで見ていました。そこに出てくる宇宙船や人型のロボットな どの「未来を連想させるような 機械」に惹かれ、無意識のうちに卒業論文の課題とからめようとしていたのです。私は卒業論文の大きなテーマを「SF」とし、その中でも「SF映画」について卒業論文を書くことにしました。

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