6月発表の振り返り



テーマ:卒業論文のテーマと方向性について


 「デジタル時代における人間と芸術との関わり」より
 ウェアラブル・コンピューターについて


 私はこれまで「デジタル時代における人間と芸術との関わり」について卒業論文を書くと述べており、今回はテーマを「ウェアラブル・コンピューター」に絞った上で発表に臨みました。


発表を振り返って
 相手に話していることが伝わらず、自分でも何を伝えたいのかがよくわからない発表となってしまいました。私自身が伝えたい内容を整理しきれていないことと、横文字や専門用語など一目で理解できない言葉を多用していることが主な原因であると考えていましたが、発表後のディスカッションを通じてより根本的な段階から発表の軸がぶれてしまっていることが判明しました。その点については次項の「反省点」で述べていきます。
 

反省点
 私が今回の発表で特に反省すべき点は、「卒業論文のテーマに対する疑問や出発点が不明瞭である事実に目を瞑ってきたこと」「発表後のディスカッションにおいて、問いかけに対し”わかりません”の一点張りをしてしまったこと」の2点です。
 前者については、「デジタル時代における人間と芸術との関わり」という大枠のテーマがどのように形成されたのか、またそのテーマから何を掘り下げたいのかという点を深く考えずに発表に臨んでしまいました。結果、自分の思いや考えがまとまっておらず、発表内容が迷走してしまいました。
 後者については、「結局何について調べたいのか」「本当は何に興味を持っているのか」などの質問に対し答えを用意することができませんでした。卒業論文の軸どころか興味を持っている事柄すら曖昧であったため、「はい」や「いいえ」で答えられるような質問にすら回答できませんでした。しかし、自分の考えが曖昧であるからといって「わかりません」という言葉しか返さないのは失礼であり、ディスカッションとして成り立たないという指摘は尤もです。


夏合宿に向けて
 発表後に、再度卒業論文に対する動機について考えてみました。私が卒業論文を書こうとしたきっかけは、ある講義で見たプロジェクション・マッピング(人間の身体とデジタル映像が作用しあう芸術作品)を面白いと感じ、より深く調べたいと思ったからです。大枠のテーマとしてきた「デジタル時代における人間と芸術との関わり」は間違いでなかったことが明確にわかったので、ここからさらにテーマの彫りさげを行っていこうと考えています。
 夏合宿までに行う具体的な活動としては、国内外でどのような作品が発表されてきたかを調査し、特に調べたいジャンルを明確にします。またプロジェクション・マッピングを用いた芸術作品を一度は見に行き、どのようなものかを体感することも重要であると考えています。文献に関しては、デジタルアート(中でもプロジェクション・マッピングに関連する内容)について書かれたものを最低5冊は探し、購読することを目標とします。
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