5月発表の振り返り

このページでは、〈わし〉の5月の発表のまとめを掲載します。


5月発表のテーマ

 今回の発表は、「調べる必然性のあることを自由に選んで調べて発表する」というものだった。私は、発表の題材を考えるにあたって幾つかの候補を考えた。自分はオタクなのだろうか、という問いから「オタク」や、以前から気になっていた「横浜ドリームランド」などという題材を挙げてみた中で、今回は「埼玉県」を選んだ。理由としては、自分が21年間ずっと埼玉県に住んでいるにも関わらず、埼玉県の事について知識が少なかったからである。また、旅行先などで会った人に「埼玉県ってどんなところなの?」と聞かれた時に簡単にでも答えられるようにしたいと考え、今回の題材を選んだ。


発表の準備について

 幾つかの文献や統計資料を参照した。埼玉県の人口や市町村といった基本的なデータや、埼玉県という地域や土地、地名の成り立ちについても調べた。また、地域について説明したり、特徴ある文化について説明する際も必要と感じたので、パワーポイントの作成も行い、埼玉県の白地図や写真などを映した。


発表を行って

 5月の発表は、わたしにとって納得いくものではなかった。理由は大きく二つある。

 一つめは、調べに取り組み始めるのが遅かったことである。5月の発表テーマを与えられた4月の末の時点から、なんとなく幾つかの候補を挙げていたが、その中でどれを選ぶべきなのか考えているうちに、時間が過ぎてしまった。本を読み切ったりして疑問点を挙げその中からテーマを選んだりする余裕がなかった。もっと早くから課題に向き合い、テーマを決定するべきだったと感じる。

 二つめは、範囲が広過ぎたという要因である。「埼玉県について」というざっくりとしたテーマを設定してしまったため、全体的に散らかった発表となってしまった。調べているときも、どれを情報として載せるのか、疑問を持ちながら進めてしまい、全体的に曖昧な調査となってしまった。Wikipediaに載っている事とあまり変わらなかった気もする。「埼玉県の成り立ちについて」とか、「秩父夜祭について」などある程度ポイントを絞った調査にするべきだった。

 この二つが、今回の発表が納得いくものでなかった理由のほとんどである。今後、卒業論文を執筆していくにあたって、今回の反省点として浮上した「取り組みが遅い」「テーマが絞れない」「自分に都合のいい情報しか調べられない」ということは、かなり危険なことだと感じている。今回の反省も踏まえて、次回の発表や卒業論文では、早めに作業を開始するということ、ポイントを絞って徹底的に調べることにも重点を置き、取り組んでいきたいと思う。