★4月発表

○なぜこの題材で発表したか
 まず、自由と言われて、話したいことはたくさんあるはずだった。
しかし、それでは決まるものも決まらない。そこで、普段自分が何を使って人と話をしているのか考えてみた。
どうしても自分は会話が苦手であるので、自分が知っている話題に結び付けていかないと幾度も詰まってしまう。
思い出してみると、見事に自分の創作/ゲーム関連だらけであった。
その時ふと、ならば自分の創作のひとつについて話すのも良いのではないかと思い、まず「自分の創作について」話すことだけは決定した。
しかしこれではまだ広すぎる。今度は自分の創作作品17世界(合同創作含む)の内、どれを選ぶかというところに悩む。
 この時考えるものとしては、「発表すること」を前提にして、説明がまとまるか、という事である。
創作作品には、長編集から少しの短編程度、あるいは設定だけのものまでいろいろなものがある。
あるいは全体に話すにはかなり難易度が高いものもある。
選ばれたのは、これから自分で冊子のかたちやその他色々なかたちで制作を考えている三作品。
そこから、発表までにうまくまとまるか、結末的に面白そうな世界を考えた結果、あるタイトルに落ち着いた。
これは、「RPG風」の世界観の作品だ。

 最終的にこの作品を選んだ理由として、
 ひとつ。キャラクターの数が妥当(他の二作品はキャラクターが少ないか多すぎるか)
 ふたつ。この時点では土台が不安定だったが少し詰めれば発表出来るくらいにはなると確信していた(ある一作品はこの期間内ではまとめられないと踏んだ)
 みっつ。いい意味で完結していない。故にここで発表してもネタばれにはならない(ある一作品は完全にネタばらしになってしまいそう)
 あと個人的なはなしとして、人が死ぬという言葉を使わないで済む話を選んでいる。
 こうして発表することで、ひいては準備をすることでさらに設定がかたまっていくことを期待している。

○どんな準備をしたか
 作品は決まった。
しかし発表するにはまだまだ設定ががたがたである。
そこでまず、設定を練り直すところから始まった。ここではじめて出てきた設定もたくさんある。
<盗賊>のキャラクターはこの時新しく作られた。
 世界の地理を捻り出した。
 リセットの概念を説明出来るようにある程度手を加えた。
 <役割>の概念も修正した。
 この時、発表の順序および構成も共に考えていた。すべてをとにかくメモのように書き出して、まとめる時はレジュメ作成といっしょにやろうとした。ここであらすじのおおまかな文章が出来る。
さてここまで練り固めたところで、いよいよレジュメの作成にとりかかる。
とりあえずレイアウトをざっくり考えながら書き進める。ちょうどよい感じのタイトルロゴとイラストを以前作っていたので、それも添える。
 一通りレジュメを作り終えたら、発表原稿づくりに入った。
というのも、原稿がないと話せなくなってしまうので、喋る言葉まで全部の流れを書きだすところまでが発表原稿作成となる。
軽く読んでみると、11分。説明も入るので、これくらいであろうと踏んで、下準備は完了した。

○どんな発表・ディスカッションになったか
 発表原稿に書かれている通りに読み上げた。途中文章を付け加えて話したりもした。
世界の図を黒板にかいた。平面の方と球面の方二種類。若干手間取る。
記憶が曖昧だが、14分程で発表は終了。
 発表ではあるが、その時間の大半で聞き手の方を見ていなかった。

以下、出された質問:抜けがある可能性有
⇒その時出た自分の結論。

「一人称視点と三人称視点どちらで書くのか?」
 ⇒今作は三人称。→「一人称視点でも面白そうだこの話は」

「最近のライトノベルは一人称視点が多い」
⇒自分がその世界に没頭することを意識しているのか。

「では、何故三人称視点で書くのか?」
⇒深く考えた事はなかった。
世界を傍観するなど、眺めているのが好きな性が関係しているのかもしれない。

「こういう話(他の創作含む)はどうやって考えるのか。設定から? 結末を決めてから?」
⇒今作は設定から決めている。短編集。一章をゲームオーバーで区切り、何章にもなる予定。他の創作も、割と設定や世界から入るところが多い。世界をつくるのが好きなため。

「登場人物の名前が好き、どうやって決めているのか」
⇒今作はフィーリングで決めている。ただし作品によっては名前に意味を絡める、言葉あそびをする事もある。ただし漢字名は苦手。

「これは何で表現する?」
⇒小説。→「RPGのリセットなどの概念を、絵本を使ったりして小説でやろうとしているのが面白い、でもやっぱりゲームだともっと面白そう」
ゲームだと良かったのに、とは思うがしかしもう小説で書くとしている。

「<役割>を持ったキャラクターが世界から欠けた時、その穴は別のキャラクターで埋められてもいいのでは?」
⇒とても面白そう、組み込んでみよう。
 ・・・名前こそ出なかったか、役割設定的な意味でロード・トゥ・ドラゴンというゲームとも絡められた。

「砂漠はないのか」⇒考えてみよう。→「城の周りとかに砂漠とかありそう」⇒確かに。

「平面地図と球体の図との関係がわかりにくい」:簡潔に言うと
⇒この作品の地図はこの発表をする為に改めて考えたものである。故に急いでいたこともあり、球面の方からかいた上でその立地をわかりやすくするために平面の図を後から付けた形となっている。
→「地図は平面から考えた方がいいのでは」⇒ごもっとも。普段はそうしている。
まとめると、世界観と表現の仕方に色々突っ込まれた。しかし、深い意味でのおかしいのでは、とつっこまれる事はあまりなかった。


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