4月発表の振り返り


概要

「何でも良いので、今自分が話したいこと、自分の好きなものについて」と言われ、 これまであまり話したこともない人もも多く、また私は自分について話すことが得意ではないこともあり、 「ゼミ」で自分を成長させるためにもまずは自分と向き合い、最初の発表では他のゼミ生に私のことを知ってもらいたいと思った。 自分と向き合うために自分の過去をなぞってみると、いつも私は誰かの「ファン」であった。 しかし年を重ねるごとに「ファン」であった私はエスカレートし、いつしか芸能人の「追っかけ」になっていることに気づいた。 発表は「何故追っかけはやめられないのか」という疑問を軸にして、私の「ファン」から「追っかけ」になってしまった経緯を紹介しつつ、 いつから「ファン」だったのか、や、現在進行中で「追っかけ」ている人をイニシャルで紹介し、その人に対して行ったことなども赤裸々に述べた。



発表に向けて

とにかく自分の過去を振り返り、「追っかけをしているわたし」についてほとんど初めて考えた。 いつから「追っかけ」であったのか、どうして「追っかけ」になってしまったのか、 「追っかけ」をしている目的は、など、真剣に考え、書きだしていった。 時系列に沿って書きだしたことで、自分の周囲の環境やその影響、自分の追っかけ歴が文字によって視覚化し、 自分を少しでも客観視することができた気がする。 このメモを元にレジュメと原稿を作成し、発表に臨んだ。



発表を終えて

「追っかけ」をしている自分を、同じ学科の人に打ち明けることが初めてで、 ましてや今後1年間同じゼミとして活動していく人たちに話すことは、「もしかしたら気持ち悪い」と 否定的に思われるかもしれない。と、かなり緊張していたが、否定的や意見や距離を置かれることもなく、 むしろ共感してくれる人がいたことで、「自分のことを話すのは苦手」と思っていたが、 そういった抵抗がすこしは薄れた気がした。
「追っかけ」という世界を知らないゼミ生からの「やめたいと思うときはないのか」という問いは、 自分が避けてきたところを突かれたものだったため、はっとさせられ、まだまだ自分との向き合い方が足りなかったと感じた。
また、いくら「自分の話したいこと」がテーマとは言っても、自分の主観や経験、 価値観だけを発表してしまったことが一番の反省点である。